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【調査】

ワーママ100人アンケート~マミートラック編~

【2020.04.06】

株式会社mog(ママ、お仕事がんばって!)は、mogのサービスにご登録いただいた100人のワーキングママに、年収や転職、育児と仕事の両立に関する考え方などを調査しました。今回は、「マミートラック」についてお伝えします。


マミートラックとは、出産を経て復職した女性社員が、時短勤務などを理由にアシスタントなどの単調な仕事しか与えられなかったりして、昇進や昇格できないキャリアパスに陥ってしまうことを言います。育休から復職し、活躍するワーママの数は年々増えていますが、一方でワーママのキャリアについて、セーブすべきか、上を目指すべきか、会社側もワーママ本人も悩んでいるのが実態です。


そこで、このシリーズでご紹介している「ワーママ100人アンケート」の第5弾として、mogのサービスご登録者のデータをもとに、復職後の仕事の変化や仕事の満足度などからマミートラックの現状について分析します。


「元の部署に復帰が原則」でも、仕事内容が変わったワーママが4割超


厚生労働省の指針に「育児休業及び介護休業後においては、原則として原職又は原職相当職に復帰させることが多く行われているものであることに配慮すること」と示されていることはご存知ですか?つまり、出産を経て復職する場合、元の部署に復帰するのが原則です。ただ、復職する本人が「別の仕事を」希望した場合は、会社側と話し合って変えることがあります。


そこで、本アンケートで産休前と復職後で仕事内容が変わったか、さらに、それは希望してのことだったかを聞いてみたところ、仕事内容が変わったという人は46%、そのうち自分で希望したと回答した人は36%という結果になりました。



仕事内容の変更を自分で希望したのは、「出張がない内勤に変えた」「営業職から事務職へ」「残業の少ない仕事に。ただし、復帰後1年のみ」といった理由で、育児とのバランスを取るために負担の少ない仕事を自ら希望しているケースがほとんどでした。


一方、希望していないのに仕事が変わった人のコメントは以下の通りで、育児中だからと過度な配慮や偏見があり、自分の意思に反して、責任や負担の少ない仕事になったママも少なくありません。まさにマミートラックに陥っているワーママが一定数いるということが分かりました。


 ・以前はチームメンバーと意見を交わしながら仕事を進め、小さな達成感を感じる機会が多かったが、復職後は自分の意見は挟めず、与えられた仕事を淡々とこなすことが求められる環境になった
 ・まったく違う業務内容になり、新人扱いに
 ・復職後は補佐的な業務になって給与面も減少して、マミートラックを強く感じた。同期や後輩(女性であれば独身)が次々に管理職登用されていくのを、ただじっと見ているだけで、そこから抜け出そうにもロールモデルがなく、上司に相談しても、前例がないと言われて改善の余地がなかった
 ・秘書であるにもかかわらず、特定の人を担当しない遊軍扱いにされた
 ・異動したいという希望に応じてくれたが、配属先は希望する場所ではなく、働きやすさにフォーカスした異動だった


復職面談をしたのは65%。働き方を中心に認識合わせ


復職前に人事や上司と面談をした人は65%でした。面談内容としては、希望の復職時期や勤務時間、リモートワークといった働き方に関することが大多数。業務内容についての話も働き方に次いで多くありました。 中には、「面談以前に職場に足を運んだ時に小刻みに自分の希望を伝えていたため、おおよそ希望を通してもらえた」というワーママも。保活ならぬ、「復職活」に積極的に取り組み、希望をかなえたママもいたようです。


 


仕事と家庭の両立に満足は6割


仕事と家庭の両立に満足している人は61%にとどまる結果でした。満足している理由は、時短勤務やリモートワークといった会社の制度や文化だけでなく、「夫との協力体制」を挙げる人が多いのが特徴的。たとえば、「夫とうまく役割分担できていて、仕事や飲み会など時間も確保できている」「夫が育休を取得し、支え合えている」「家事の仕組み化、チーム育児で自分の負担を減らせている」など、家庭内での家事・育児の分担が満足度に影響を与えていることが分かりました。
反対に、両立に不満を抱いているのは「平日ワンオペ」「家の中は常にカオス。子どもとの時間も本当はもっとつくりたい」という理由で、家庭をママ1人で抱え込んでいることが原因になっているといえます。


 


「今チャレンジできる環境」のワーママは半数程度


mogサービスの登録者に聞いた本アンケートでは、「チャレンジできる環境か?」の質問に56%が「はい」と回答。仕事と家庭の両立の満足度よりさらに下回る結果となりました。



チャレンジできる環境と答えた人は、「未経験の中でいろいろ新しいことを学べている」「アクセルを踏む環境は整っている」「自分に決定権がある」「やりたいといえば比較的なんでもできる」など、前向きなコメントが目立ちました。一方で、チャレンジできる環境がないのは、「男性社会で、女性は管理職になれない」「やりたいと言っても、子育て社員だとチャレンジさせてもらえない」といった、育児や女性社員に対する偏見的な環境がハードルになっているか、「社内文化が保守的」という、そもそも会社自体に挑戦的な文化がないかの2通りに分かれていました。


「チャレンジできない」が致命的になる、パワフルママ層が活躍する時代に


「ワーママ100人アンケート〜転職編〜」でご紹介した通り、mogサービス登録者のアンケート結果では、転職したい理由や転職で重視する点で多かったのが「キャリアアップ」や「やりがい」。この回で紹介した転職意向と、今回のマミートラック編でご紹介した仕事内容や両立の満足度、そしてチャレンジできる環境かの質問と掛け合わせて分析した結果、ある特徴的な結果が出ました。
「今すぐ転職したい」と回答したうちの57%が両立に不満、そして78%が「チャレンジできる環境がない」と答えていました。つまり、mogサービス登録者層にとって「チャレンジできない環境」というのは、転職に直結する致命的な問題であるということが伺えます。


育休から復職する人の数は年々増え、もはやワーママは珍しい存在ではなくなっていますが、同時に、ワーママのキャリアに関する考え方や志向性もどんどん多様化しています。「育児をしたから仕事はセーブ」といった概念が当たり前ではなく、仕事も育児も前向きに取り組むワーママも増加。少子高齢化が進む日本で、このようなパワフルなワーママの活躍はなくてはならない期待の人材です。ワーママだから、時短だから、とあきらめるのではなく、やりがいも働き方も手に入れるんだという気持ちを大切に行動してみても良いのかもしれません。


 


【調査について】
調査期間:2019年8月〜10月
調査対象:mogのサービスにご登録いただいたホワイトカラー系職種のワーキングママ100人
∟年齢:20代 5%、30代 73%、40代 22%
∟住まい:首都圏(東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県)82%、そのほか18%
∟最終学歴:大学院・大学卒86%、そのほか14%
∟就業状況:就業中81%、産休・育休中18%、離職中1%
∟雇用形態:正社員81%、そのほか19%
∟役職:役職なし78%、係長クラス11%、課長クラス11%、部長クラス2%、経営層・役員クラス4%
∟子どもの人数:妊娠中1%、1人33%、2人46%、3人17%、4人以上3%
∟子どもの年齢(重複あり): 0〜2歳61%、3〜5歳67%、小学生以上28%
調査方法:インターネット調査


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