ワーママ100人アンケート~仕事のモチベーション編~

株式会社mog(ママ、お仕事がんばって!)は、mogのサービスにご登録いただいた100人のワーキングママに、年収や転職、仕事に関する考え方などを調査しました。今回はこのうち、「仕事のモチベーション」についての調査結果をお伝えします。「このまま今の会社でこの働き方を続けていけるだろうか?」と思い悩んだり、産後マミートラックにはまってしまい仕事へのモチベーションやキャリアを見失ってしまったり、「もっとやりがいのある仕事をしたい」とモヤモヤしているワーママも多いはず。出産後の仕事のモチベーションの変化や、ワーママ自身・企業それぞれに求められることについてお伝えします。
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- 約8割のワーママが「仕事へのやりがい」と回答
- 成果を正当に評価されることがモチベーションに
- 7割のワーママは変わらず「仕事へのやりがい」
- 「社会とかかわりが持てること」が産前36%→産後70%と大幅アップ
- 「家計を支える」も産前12%→産後39%と大きく上昇
- 子どもが生まれ、働くことの意味を再定義
- ワーママ自身が業務内容や役割に意味づけが必要
- 企業側はチャレンジできる環境や、やりがいある業務を任せて
出産前のモチベーションは「仕事へのやりがい」
「出産前、仕事へのモチベーションは何でしたか?」という質問に対して、約8割のワーママが「仕事へのやりがい」(79%)と回答。次いで「周りからの評価」(56%)、そして「給料・ボーナス」(49%)という順になりました。産前は仕事にやりがいを感じながら、その成果を上司や関係部署、取引先などから正当に評価されることが働くことへのモチベーションにつながっていたことが分かります。
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出産後は「社会とのかかわり」「家計を支える」が上昇
では出産後、仕事のモチベーションはどう変化したのでしょうか?7割のワーママは「仕事へのやりがい」(70%)と回答しており、割合は9%低下したものの依然として1位となりました。しかし産前は2位に挙がっていた「周りからの評価」は56%から40%へと大きく低下。代わりに「社会とかかわりが持てること」が産前の36%から70%に大幅アップして、「仕事へのやりがい」と同率の1位になっています。
また、産前は12%だった「家計を支える」が、産後39%と大きく上昇していることにも注目。子どもの養育費や教育費、住宅ローンなど、家族が増えたことで必然的に出費も増えたことを日々実感しているワーママこそ、自分も働き、「家庭全体で家計を支える」をいう意識が高まっているのでしょう。
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心からやりたい仕事か。働く意味や、やりがいを重視
「出産前後の仕事に対する考え方の変化」について聞いてみると、下記のような声が寄せられました。
・時間の制約や給与が下がる中で、子どもを預けてまでやる仕事なので、心からやりたい仕事か、自分が働く目的やモチベーションをシビアに考えるようになった
・出産前は子どもを育てながら働ければそれでいいと思っていたが、出産後はやはりやりがいのある仕事をしたいと思うようになった
・子どもや家族のために収入を得たいという意識が高まった
・社会との接点、仕事に対するフィードバックや評価のありがたみを実感するようになった
・時間に制約のある中、子どもとの時間を確保するためにも、目の前の業務が必要な仕事がどうか、何を優先すべきか、自分でなければできないかなどを判断して効率的に働くようになった
・判断が早くなり、仕事を溜めなくなった
・子どもに対して、「ママは楽しく働いているよ」と言えるかを意識するようになった
・仕事に対する周囲の評価より、その仕事が自分のキャリアにとっていい経験になるかなど、仕事の中身を重視するようになった
・出産前は仕事中心の生活だったが、子どもが生まれてから仕事と同じくらい家庭も生きがいになった
・子どもの未来のためにも、より社会貢献したくなった
今回の調査から、ワーママたちは、子どもが生まれ価値観が変化する中で、「子どもと離れてまで自分がやる価値のある仕事なのか」「自分のやっていることは社会的に意味のあることなのか」「子どもの未来につながることなのか」、こんなふうに働くことの意味を再定義しているようです。出産前は成果を出して評価されることだったモチベーションが、本質的な仕事内容と、一家の家計を支える責任感へと変化していることが分かります。
ワーママがモチベーション高く働き続けるためには、ワーママ自身が、業務内容や役割に対して、納得できる意味づけをすることが必要です。そして企業側は、安易に負荷の軽いタスクを渡すのではなく、このようなワーママたちの意欲を汲み、チャレンジできる環境や、やりがいを感じる業務を任せることが求められます。
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【調査について】
調査期間:2019年8月〜10月
調査対象:mogのサービスにご登録いただいたホワイトカラー系職種のワーキングママ100人
∟年齢:20代 5%、30代 73%、40代 22%
∟住まい:首都圏(東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県)82%、そのほか18%
∟最終学歴:大学院・大学卒86%、そのほか14%
∟就業状況:就業中81%、産休・育休中18%、離職中1%
∟雇用形態:正社員81%、そのほか19%
∟役職:役職なし78%、係長クラス11%、課長クラス11%、部長クラス2%、経営層・役員クラス4%
∟子どもの人数:妊娠中1%、1人33%、2人46%、3人17%、4人以上3%
∟子どもの年齢(重複あり): 0〜2歳61%、3〜5歳67%、小学生以上28%
調査方法:インターネット調査
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