「笑っているママが好き」。娘のひと言で独立を決意

『Challenger』〜私の背中を押したひと言〜
ママでありながら、自分のやりたいこと・チャレンジのために1歩を踏み出した女性たちのストーリーを紹介します。チャレンジ決断の裏には、背中を押された「ひと言」がありました。「ママなんだから、自分のやりたいことはあきらめなきゃ…」とモヤモヤを抱えるアナタの背中を押すヒントが隠されているかもしれません。
VOL.9
「笑っているママが好き」。娘のひと言で独立を決意
谷口章子(たにぐち・あきこ)さん(39歳)
株式会社Bright One代表取締役
★1歩を踏み出す前の悩み
新卒から13年、同じ会社で働いていました。仕事は好きでしたが、自分のやりたいことや強い意志があったわけではなく、与えられた業務の範囲で仕事をしていました。出産して復帰してからは、子どもにとって「かっこいいママ」でありたいと強く思うようになったのです。それまで働いていたときとは違う感覚が芽生えました。仕事に誇りを持って、仕事を自慢できるママ…。そう考えたときに、当時の仕事が自慢できるかというと、残念ながらそうは思えませんでした。
★1歩を踏み出すきっかけをくれた「ひと言」
モヤモヤしながらも、会社員生活を続けていたのですが、娘が2歳のときです。朝、保育園に預けるとき、言いたくないけれど「早くして!」と言ってしまっていて…。そしたら娘から「笑ってるママが好き」とひと言。ハッとさせられました。5分10分早く会社に着いたからって、何が違うんだろう、焦って笑顔が少なくなっていたんだな、と。今でもはっきり覚えています。保育園から会社に向かうバス停で、仕事を辞める決心をして、その日のうちに上司に退職の気持ちを伝えました。
また、営業時代の元クライアントで、今一緒に会社をやっているメンバーからの「人生1度きり」という言葉も背中を押してくれたひと言です。よくある言葉ですが、働き方について悩んでいるときにあらためて言われたことで、「人生1度きり」を再認識させられました。「自分のやりたいことをやろう」。私もそうですが、育児との両立で悩んで仕事を辞める女性がいっぱいいる。なぜ女性ばかりがあきらめなきゃいけないのか。働き方の問題ではないか。それを解決できるような女性支援をしたい!と強く思うようになり、今の会社を設立しました。
★踏み出してみて思うこと
自分の決断に後悔は一切ないです。ただ悶々としていても何も変わりません。ほんの少しのアクションでも、何かが変わります。大変なことはいろいろありますが、一緒に乗り越える仲間もいますし、楽しいことのほうが多い。夢がどんどん出てきて、逆にどれからやろうかと迷うくらいです。また、独立のきっかけをくれた娘も5歳になるのですが、「大きくなったら、ママと一緒に会社をやりたい」と言ってくれています(笑)。今は仕事に誇りを持って子どもたちに話せていますし、かっこいいママでありたいという私の思いも通じているのではないでしょうか。
★これから1歩踏み出そうとしているママたちへ
仕事をするうえで、自分自身が何を1番重要視するのかを把握することが大切だと思います。そして、その項目に対してどこまで妥協できるのか、妥協ポイントを自分の中で探してみるといいと思います。全部かなうところがあればベストですが、妥協ポイントを決めておくと行動を起こす際にも動きやすくなると思います。私の場合、どこまでだったら自分で自分を許せるか、ことあるごとに考えています。自分が「どうありたいか」を見極めていってほしいと思います。
「ママなんだから、自分のやりたいことはあきらめなきゃいけないのかな…」
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