「やったことのないことに挑戦するから成長するんでしょ」と言われて踏み切れた

『Challenger』〜私の背中を押したひと言〜
ママでありながら、自分のやりたいこと・チャレンジのために1歩を踏み出した女性たちのストーリーを紹介します。チャレンジ決断の裏には、背中を押された「ひと言」がありました。「ママなんだから、自分のやりたいことはあきらめなきゃ…」とモヤモヤを抱えるアナタの背中を押すヒントが隠されているかもしれません。
VOL.11
「やったことのないことに挑戦するから成長するんでしょ」と言われて踏み切れた
隈有子(くま・ゆうこ)さん(43歳)
株式会社マモル 代表取締役CEO
お子さま:小4女の子、小2男の子
★1歩を踏み出す前の悩み
これまでの人生で1番チャレンジしたことは2018年に株式会社マモルを起業したことですね。マモルは私がこれまで培ってきたWebマーケティングのノウハウを活かして、いじめや組織のハラスメントを未然に防ぐシステムの開発と運営を展開しています。この活動自体は2016年ぐらいから続けていたのですが、起業という決断をするのに1年ぐらいかかりました。あえて法人にしなくても、やりたいことはできているという気持ちもあって。決してそのときの状態が悪いわけじゃない、ステイでもいい…。でも今の状態は、ベターではあるけどベストだっけ、という思いはありましたね。
★1歩を踏み出すきっかけをくれた「ひと言」
そんな気持ちを何度か友人に相談していたんです。何度目かに話したときに「まだ起業してないの?いつからその話してるの?」と言われて、そうだよねと思いました。先輩起業家の方からも「会社を立ち上げる人はほっといても立ち上げるから、あと2~3カ月でやらなきゃやらないってことだよ」と、励まされるというより、強く押される感じで言われて。いよいよ決心しましたね。その後その方に「会社立ち上げましたよ」と言ったら「やると思ってたよ」と言われましたが(笑)。私は追い込まれないとできないタイプと分かっているので、無意識に、プッシュしてくれる人たちに相談していたのかもしれませんね。
法人にしたことで、見られ方も変わりました。アクセラレーターに2つ採択されたのですが、これも個人でやっていたらできなかったことです。法人にした意味についてはいつも考えています。やりがいのためならボランティアでもいいかもしれない。でもそうじゃなくて、責任のある立場で事業としてやりたいと思ったから法人にした。事業スケールが広がった分、チームとしての責任と自分の覚悟を常に考えながら仕事をしています。
★踏み出してみて思うこと
起業してよかったと思っています。後悔していません。むしろ、なんでもっと早くやらなかったのかと思いますね。ただ私自身も「社長をやることは大変」という思い込みがあったり、「小さい子どもがいるんだからやめたほうがいい」と反対されたこともあって、本当に悩みました。こんなふうに悩んだからこそ、やりたいことがあってもなかなか踏み切れない人の気持ちもよく分かります。
私は何度か転職も経験しています。最初の転職のときは、新卒で入社した会社で法務部に配属されたのですが、合わなくて早々に辞めようと思ったんです。でも法務の知識も役に立つかなとなんだかんだ3年続けて、その後、社内で新規事業の部署に異動したりして結局10年ぐらい勤めました。人間関係も給料もそんなに悪くなかったというのもありますし、なんとなく先が見えているなと思いながらも、それはそれで安定してるし、このままでもいいんじゃないかなと思って。でも30歳を過ぎて、「動くなら今しかない」と何かに押されて転職を決めました。また3社目の転職は、未経験の仕事へのチャンレジだったので、かなり悩んだんですが、友人から「やったことのないことに挑戦するから成長するんでしょ」と言われて踏み切れました。
★これから1歩踏み出そうとしているママたちへ
10年後の自分が今の自分を見て、どう思うかを想像するといいんじゃないでしょうか。時間は戻りません。なんでも挑戦すればいいということではないけれど、今の状況に違和感を持ってる時点で、おそらく次の1歩を踏み出していると思います。そして違和感を1週間のうち3日以上考えているぐらいなら、行動したほうがいいかもしれませんね。それから、自分の性格を知ることも大事。私は何があっても、後悔しないで美化するタイプと分かっているので、たとえ失敗したとしても怖くないですね。つらいことがあっても、「数年後は笑って誰かに話してるんだろうな」と思います。チャレンジする前は不安もあると思いますが、何より大事なのは自信を持つことだと思います。自分を信じて、1歩を踏み出してみてくださいね。
「ママなんだから、自分のやりたいことはあきらめなきゃいけないのかな…」
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