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【Good Partner】

お互い「見つめ合って」ではなく、となりに並んで同じベクトルに向かって歩みたい

【2020.05.21】

共働きをしていると、夫婦の日々の会話は「業務連絡」だけになりがちではないでしょうか。ご夫婦で、仕事やキャリアへの思いを理解し合えているかどうかが、共働きがうまくいくカギだと考えます。時折、2人で歩んだこれまでを振り返り、そしてそれぞれのこれからやっていきたいことを話して、お互いの仕事やキャリアへの思いを再確認してみてはいかがでしょうか。また、よそのご夫婦のエピソードには、共働きをするうえで参考になる考え方やヒントがたくさんあります。


ともに経済分野を得意とする村上さんご夫婦は10年以上にわたり勉強会を一緒に開催しています。似た者夫婦に見られがち、というお2人ですが、実はまったく違うタイプで、互いの視点から学ぶことも多いそうです。学ぶことをともに大切にされている村上さんご夫婦に、仕事について、共働き夫婦が仲良くやっていく秘訣などを伺いました。


Profile
(夫)茂久さん(39歳)仕事内容:GOB Incubation Partners株式会社、取締役CFO、趣味:読書、ゲーム観戦
(妻)由貴子さん(38歳)仕事内容:プロトスター株式会社、人事・総務、趣味:読書
お子さま:6歳女の子と3歳女の子


お互いの挑戦をサポートできることを誇りに思う


――ご結婚までの経緯を教えてください
茂久さん:社内結婚です。部署間の交流で知り合いました。不動産投資・融資の仕事をしていたので、ホテルのホスピタリティを学ぶという意味も兼ねて、都内の高級ホテルで朝食を食べるというイベントをやっていて、当時国内のMBAを修了したばかりの妻からいろいろと話を聞きました。そして一緒に勉強会をやるようになりました。


由貴子さん:それから10年以上一緒に勉強会をやっています。それがお互いの信頼関係、補完関係になっていると思いますね。


――パートナーの尊敬しているところや感謝していることは?
茂久さん:尊敬しているのは、物怖じせずに、物事に前向きにチャレンジするところです。自分は計画を立てて、しっかり進めるタイプですが、妻はクリエイティブなタイプで、枠にはまらない視点を持っている。自分にない部分なので尊敬していますね。子どもの世話をはじめ、今のこの仕事をできていることも、日々の妻のサポートのおかげだと感謝しています。2018年に銀行を辞めて、今の会社に転職したのですが、そのときも応援してくれました。


由貴子さん:夫の転職については、不確実性が高まる世の中で、前職の銀行の仕事だけでは厳しいと考え、お金よりも経験を買う時期だからと、応援しましたね。夫はリスクマネジメントも考えたうえで決定していたので、不安はなかったです。尊敬している点でもありますが、夫はまじめに深く取り組む一途な性格で、「経済学に貢献する人生を送りたい」と言ってしまうほど、私にはないまっすぐなところに惹かれます。夫が思う人生を歩んでほしいと思いますし、そのサポートができることを誇りに思います。私は2017年4月に2人目の育休から復帰し、それから2年働きましたが、夫が転職先で生き生きと仕事をしている姿を見て、私も転職を決めました。夫も私も銀行員だったのですが、銀行員としての自分よりも勉強会をやっている自分が本来の自分の姿だと感じていて。銀行以外で自分自身を出せる仕事がしたい、自分をあきらめたくないと思ったんです。


違う人格だからこそ、お互いの違う視点を共有し合うことも


――お2人にとって、働くこと、仕事とは?
茂久さん:最近特に感じるのは、ギブ&テイクという言葉がありますが、ギブン(Given)&ギブ(Give)感が強いです。経済学を含めて、過去の偉大な恩恵を受けて今の自分がいる。その恩恵に対する還元として、仕事をしている自分を通して、いかに社会貢献できるかが大事と思っています。経済学・金融・ファイナンスという、得意かつ好きな分野でいかに社会に還元できるか。そして次の世代に何か残すことができたらいいなと思っています。


由貴子さん:私にとって仕事は、楽しいもの、わくわくするものです。夫はコンテンツを発信するタイプですが、私はプロデューサータイプ。仕事でも勉強会でも、発信のお手伝いができることが楽しいです。


茂久さん:似た者同士に見られがちですが、実はまったく違います。でもけんかはないです。


由貴子さん:夫婦の会話で違った視点を共有し合うことも多いです。今日の昼食も一緒に食べたのですが、テーマは「コロナ時代における経営者のあり方とは」でした(笑)。


――お子さんが生まれてから、仕事に対する気持ちの変化はありましたか?
茂久さん:子どもから学ぶことは多いです。常識も理屈も通じない。私はこれがいいと思って娘に話すけれど、受け入れてくれない。たとえば、妻が2人目の子どもの出産で入院していたとき、当時2歳10カ月の長女と4日間2人きりでした。朝保育園に行くのを嫌がる娘に「お願いだから保育園に行こう」と言ったら、娘が「お願いじゃない」とキレて…(笑)。子どもと自分の生きている時間が本質的に違うと学びました。独身時代は仕事が1番でしたが、その価値観も変わりましたね。家族と一緒にどう時間を過ごしていくか、という考え方に180度変わりました。


由貴子さん:30代が産休と育休にほぼ時間を使い、昇進昇給のチャンスもなく、仕事人間の私にとって家族を持つことにフラストレーションを感じたこともありましたが、今は世界観を広げてくれたことに感謝しています。子どもたちも元気に育ってくれているので、今は自分のキャリアに集中できています。家族は自分にとっての支えです。


――相手のはたらく姿に対して思うこと
茂久さん:妻はコミュニケーション能力が抜群に高く、人を巻き込むのが上手です。今は自由度の高い環境で、それが自然体に発揮できていると思います。


由貴子さん:夫が、人から信頼されているところはすばらしいと思います。私は浮き沈みが激しいタイプで、仕事を投げ出したくなることもあるのですが、夫はどんなことも実直にやり切るところがすごいと思いますね。


相手を尊敬し、そこからいかに学ぶか


――お2人にとって夫婦・家族とは?
茂久さん:抽象的な表現で言うと、自分の考えを自由にしてくれる存在です。独身のころは「あるべき論」が強かったのですが、妻や子どもたちが固定観念から自由にしてくれた。家族のおかげで自分自身が自由に動けているというのは、ギブンされたところですね。


由貴子さん:いろんなものを与えられている存在だと思います。家族は私自身を生かしてくれる存在。同じ方向を見る同志と思っています。支え合うのはもちろんだけど、自分の挑戦が相手の刺激や助けにもなる。自分たちがどんどん前に進んでいくことを喜び合える存在です。


茂久さん:プロポーズのときも、そんな話をしていましたね。お互い見つめ合って進む人生ではなく、並走して、同じベクトルに向かって歩んでいこうと。


――共働き夫婦が仲良くやっていく秘訣を教えてください
茂久さん:相手からいかに学べるかだと思います。たとえば家事について、「私がこれをやったんだから、次はあなたがこれをやって」というような「交換経済」にしようとすると、ギクシャクしてしまう。お互いに歩み寄れるかどうかがポイントだと思います。ごはん作るねとか、お迎えに行くね、など互いに自然に言える無償の関係になれるといいですね。


由貴子さん:相手を尊敬できるかが大切だと思います。尊敬していれば、家事負担がどうこうとは思わない。そして、相手からいかに学び取れるかも大切です。


――共最後に、パートナーへひと言
由貴子さん:「50年後も一緒に経済の話をしましょう」と言いたいですね。未来はどうなっているのか誰も分かりません。未来に対して確実なことは言えないから、今、自分たちができることをどうがんばるかだと思っています。そんな毎日を過ごしながら、50年後も2人でいろんな話ができていたら幸せだなと思います。


茂久さん:ありきたりですが、「いつもありがとう。これからもよろしく」ですね。お互い、どのように生きていきたいかはよく話しています。妻が言うように、ともに今を生きながら、その延長の未来につながっていけばと思います。

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