mama Libra 「生きる」と「はたらく」をもっと近くに。 mama Libra 「生きる」と「はたらく」をもっと近くに。
menu
【Challenger】

「できないことに注目しないで、どうやったらできるかに意識を向けて」。 自分にブレーキをかけるのをやめた

【2020.11.09】

『Challenger』〜私の背中を押したひと言〜
ママでありながら、自分のやりたいこと・チャレンジのために1歩を踏み出した女性たちのストーリーを紹介します。チャレンジ決断の裏には、背中を押された「ひと言」がありました。「ママなんだから、自分のやりたいことはあきらめなきゃ…」とモヤモヤを抱えるアナタの背中を押すヒントが隠されているかもしれません。


VOL.18
「できないことに注目しないで、どうやったらできるかに意識を向けて」。
自分にブレーキをかけるのをやめた
杉浦 加菜子(すぎうら・かなこ)さん(35歳)
じょさんしonline代表
お子さま:7歳女の子、4歳女の子


★これまでのチャレンジ


誰でもどこでも、助産師につながれる仕組みを 
じょさんしonline 」は、オンラインで気軽に助産師のサポートを受けられる育児支援サービスです。2018年夏に1人で立ち上げ、現在は16人の登録助産師とともにユーザーの方からの相談に応えています。

予約から相談までオンラインで完結できるため、もともと行政のサポートが受けにくい海外在住の方の利用が多かったのですが、新型コロナウイルスの影響で国内の方も増えました。全国の両親学級や母親学級が相次いで中止になったことを受けて20年4月に開催したオンラインの両親学級イベントは、全国から200人の助産師に協力いただき、2週間で1,000組以上のご夫婦にご参加いただきました。

立ち合い出産や里帰り出産、入院中の面会が中止になるなど、これまでにない不安と孤独を抱えながら出産にのぞむママもいます。少しでも気持ちの支えになれるよう、「たとえ立ち合いができなくても、出産はママ1人でがんばるわけじゃない。赤ちゃんも一緒に、2人でがんばること。ここまでの妊娠期を乗り越えてきたママには産めるチカラが備わっているから、自信を持って」とお伝えしています。


★1歩を踏み出す前の悩み

誰にも頼れない海外のママたちに、私ができることは
子どもが生まれる前は助産師として病院に勤務していましたが、長女が0歳9カ月のときに夫がオランダ転勤になり、ともに海外に渡りました。初めての子育ては、助産師であっても分からないことだらけ。しかも暮らしたことのない外国で、夫は仕事が忙しくほぼワンオペ状態。日本では当たり前にあった自治体の育児相談や子育て支援施設が、海外に行った途端、調べてもまったくないんです。何もない大海原に、1人放り出されたような気分でした。幸い同じような境遇の日本人ママとのつながりができ、育児に余裕ができてからは、助産師の経験を活かしてママ向けヨガや育児相談、授乳相談をボランティアでやっていました。

その後オランダで2人目を出産したのですが、産後すぐに帰国が決まりました。帰国後は慣れない2人育児に日々翻弄されていましたが、下の子が1歳近くなったときにふと「オランダでかかわってきたママたち、今どうしているかなぁ…」と気になって。私が帰国してしまって、相談の場がなくて大丈夫だろうか。日本にいる私に、何かできることはあるだろうか。このころから「自分が本当にやりたいことは何だろう」と、家事をしながら頭の片隅で考えるようになりました。


★1歩を踏み出すきっかけをくれた「ひと言」


「できないことに注目しないで、どうやったらできるかに意識を向けて」
日々育児に追われながらも、やりたいことの実現に向けて動き出そうとしていたころ、先輩助産師から、自分のしたいことを明確にするためにも“クレド”を書くといいよ、と教えてもらったことがあって。その方も「書いて、さっそく実行したよ」と言ってて、私も書きたいと思ったんです。

でも日中は子どもの世話でバタバタして、夜子どもが寝てからやろうと思っていても、結局子どもと一緒に朝まで寝ちゃって、また朝起きてバタバタ…。そういうことが続いて「やりたいのにやれないんです」と言ったら、「加菜子ちゃん、できないことに目を向けなくていいのよ。できないことに注目するんじゃなくて、どうやったらできるかに意識を向けたほうがいいよ」と。

それまでの私は「今日も子どもと寝落ちしちゃった…」「今日もこれだけしかできなかった…」と日々できなかったことにばかり目を向けていたので、この言葉にハッとさせられました。本当にその通りだなと気づけただけでも、すごく変われたと思います。自分がやりたいことをして、なりたい姿になるために、できない理由を探してはダメ。そして2018年、私の実家がある愛知県に夫が転勤になり「やるなら今、次の転勤までの2~3年でやるしかない!」と、じょさんしオンラインを立ち上げました。そのとき、子どもは5歳と2歳。16年に構想を描いてから、2年近くあたため続けた1歩でした。


★踏み出してみて思うこと


やりたいことと子育ての両立に葛藤…。そんな日々が今の自信につながった
助産師の資格を持っているので、日本であればいつでも働けたのに、オランダでは働くことができません。復帰するときのために最新の医療知識を学びたい気持ちもあったのですが、当時はオンライン学習も充実しておらず、学ぶ機会すらありませんでした。働けないうえに、キャリアアップを目指すこともできない。自分はただ夫についていくだけの存在だと、専業主婦であることを悩んでいた時期もありました。もともと育児は好きで、子どもとの時間も大事だとは思っていましたが、自分の自由になる時間がない中で新しいチャレンジはできないとモヤモヤを抱えていました。

働くために子どもを保育園に預けようとしたこともあったのですが、入園手続きをしているときに「まだこんなに小さいのに預けたくない」という気持ちが出てきてしまって。やりたいことがあるけど、でも子どもを預けたくないと、常に葛藤していました。

ただ、専業主婦であることに悩んだ時期があったからこそ、自分がやりたいことをやろうと1歩踏み出せたことに自信が持てるし、子どもたちとも思う存分かかわれた。そして1歩踏み出したことで、それまで見えていなかったさまざまな世界に出会えて、新しい価値観を多く学ぶことができました。そのときそのときで、自分のやりたいことに正直に、やりたいことがあるならやってみることが大切だと実感しています。



★これから1歩踏み出そうとしているママたちへ


子どもとの時間も、挑戦したことも、すべてが自分の糧になっていく
1番は、自分がどうしたいのか。やりたいことがあるなら1歩踏み出したほうがいい。やりたいことがあるのに踏み出せないときは、どうしても「子どもが小さい」「実家が遠い」「スキルが足りない」とできない理由を探して自分にブレーキをかけてしまいがち。絶対に、できる突破口はあるんです。本当にやりたいことがあるのなら、ちょっとしたことでもいいのでまずはやってみてください。育児でも仕事でも、今やっていることがいつか糧になり、経験したことのすべてが自分のためになったと思える日がくるはずです。

★これからチャレンジしていきたいこと


やりたいことに共感してくれる仲間を見つけ、成長し続けたい
おかげさまで、じょさんしオンラインはユーザーの方も徐々に増えているので、今後は事業として自立し、助産師の方に社員としてジョインしてもらえるくらいに成長させていきたいと思っています。ビジョンに共感してくれる熱量のある方を探す難しさはありますが、これからもやり遂げたいことを言葉にして伝え続けたいと思います。それから、今はスタートアップの時期でどうしても仕事の比重が大きくなってしまうので、子どもといる時間も意識して大事にしていきたいです。ただ、ママである私自身が楽しんでいることが1番だと思うので、悩むこともありますが、自信を持ってやりたいことをやっていきたいと思っています。


「ママなんだから、自分のやりたいことはあきらめなきゃいけないのかな…」
こんなモヤモヤを抱えるママは、まずはママリブラに会員登録を

おすすめ

関連記事

会員登録(無料)