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【Good Partner】

2人で乗り越えるものをつくることで、夫婦はひとつになる

【2021.01.26】

共働きをしていると、夫婦の日々の会話は「業務連絡」だけになりがちではないでしょうか。ご夫婦で、仕事やキャリアへの思いを理解し合えているかどうかが、共働きがうまくいくカギだと考えます。時折、2人で歩んだこれまでを振り返り、そしてそれぞれのこれからやっていきたいことを話して、お互いの仕事やキャリアへの思いを再確認してみてはいかがでしょうか。また、よそのご夫婦のエピソードには、共働きをするうえで参考になる考え方やヒントがたくさんあります。


ご夫婦育休中に家族5人でフィジーに短期移住された経験をお持ちの大畑さんご夫妻。それぞれが仕事を思いっきり楽しみつつ、夫婦として同じ方向を向いて家族に向き合うお2人にお話をお伺いしました。


Profile
(夫)愼護(しんご)さん(33歳)
 仕事内容:株式会社ワーク・ライフバランスのワーク・ライフバランスコンサルタント、趣味:トライアスロン
 大畑愼護さんのprofile:https://work-life-b.co.jp/profile/shingo_ohata.html
 Instagram:@shindyyy777
(妻)恵吏(えり)さん(34歳)
 仕事内容:鍼灸師、趣味:テニス・手芸など作ること全般
 大畑恵吏さんの鍼灸院:https://s-k-y-shinkyu.mystrikingly.com/

お子さま:8歳男の子、5歳女の子、2歳男の子


自分に持っていないところを尊敬し合う


――ご結婚までの経緯を教えてください
恵吏さん:私たち小学校の幼馴染みなんです。家も近所で、習い事も一緒で。家族ぐるみで仲が良かったんです。


愼護さん:小学生のころ、両思いだったんですよね(笑)。でも中学2年生の時に妻が引っ越してそれからは会うこともなくて。

恵吏さん:当時は携帯もなかったから連絡の手段がなかった。でも大学生になってSNSで連絡を取り合ってはいました。


愼護さん:それから交際が始まったのは社会人2年目くらいの時期でした。「社会人って大変だよね」みたいな共通の話題ができたことで、ふたたび近くなって。そこから急に距離が縮まって付き合い、結婚に至りました。今、結婚9年目です


――パートナーの尊敬しているところや感謝していることは?
恵吏さん:どんなライフステージに立っても夢をしっかり持っているところを尊敬しています。キャリアチェンジを伴う大きな転職も経験しましたが、そういう時も将来のことまでしっかり考えて行動してくれたのでとても感謝しています。あとは、趣味の筋トレやトライアスロンなどふと思い立って始めたことでも、毎日コンスタントにちゃんと続けているところがすごいと思っています。なかなか私には難しいので。


愼護さん:僕の大切なものを一緒に大切にしてくれるところが本当にありがたいです。子ども、両親、友人、仕事…。大切なものってその時その時のライフステージによって異なりますが、”今自分が大切に思っているもの”を、一緒に大切に思ってくれますね。


「仕事」=「自分のやりたいこと」


――お2人にとって、働くこと、仕事とは?
恵吏さん:私にとって、患者さんと1対1で向き合える施術の時間は何より大切なものです。患者さんの悩みを解決できたり、お互いに喜び合えたりすることがうれしくて。こういう仕事の時間があるからこそ、家族の生活も豊かになるものだと信じています。


愼護さん:仕事とは自分のやりたいことです。実は「仕事」という言葉は頭の中にあまりないんです。今の仕事は、働き方の側面から組織のコンサルをしているのですが、サポートしている組織の人たちがいきいきと働きはじめる姿や、会社としてイノベーションが起きた場面を見たり、国の働き方改革に携われていると感じる時に喜びを感じます。若いころは、社会って自然と変わるもので、人が変えることはできないものだと思っていましたが、今の仕事をするようになって、ちゃんと意志ある人が変えていっているのだと実感しています。今、社会を変えられているという手応えを肌で感じていることが震えるほどうれしいです。だから、そこに仕事という意識はなく、自分のやりたいことをやっているという感覚ですね。


――お子さんが生まれてから、仕事に対する気持ちの変化はありましたか?
恵吏さん:自分のキャリアよりもまず子どもとの生活を無理なく過ごすことを優先するようになりました。職業柄、手の感覚を大事にしているので、なるべく期間を空けずに復帰したいとは思っていましたが、子どもたちが必要なことはすべてやってあげたいと。長男は半年で保育園に入りましたが、まだ授乳していたので、仕事の合間に保育園に授乳をしに通ったりもしましたね。


愼護さん:これからも仕事を楽しみ続けようという気持ちが強くなりました。子どもたちはただ幸せに生きてくれたらよくて、そうなってもらうためには親自身が楽しんでいる姿を見せることが1番だと考えています。もちろん問題にぶつかり頭を抱えることもありますが、その場面も含めて仕事をしている姿を見せたいです。そうすることで、「大人になるともっと楽しくなる」「大人だって成長できる」というメッセージが伝えられたらと思っています。


――お互いのはたらく姿に対して思うことはありますか?
恵吏さん:夫は根っからのポジティブ思考で、相手の話もよく聞いて理解しようとしてくれます。最近は家でのテレワークも増えていますが、相手に寄り添って話している様子が聞こえてくるので、彼らしくてすてきだなと思います。なぜか汗びっしょりで(笑)。必死にがんばってることが分かるので、応援しています。

愼護さん:モチベーションのブレがまったくなくて、いつも楽しくやっているのが本当にすごいと思います。あとは、体の不調・病気の予防や治療に携わっている仕事ということを尊敬しています。

恵吏さん:うれしいー!


――転職するときは、どのように話し合いましたか?
愼護さん:前職は大手印刷会社の営業職をやっていて、それが天職だと思っていました。でもある時、株式会社ワーク・ライフバランスの書籍をたまたま読む機会があって、ワークライフバランスの考え方に共感したのと、組織を変える手法に感銘を受けたんです。前職では個人的に長時間労働を見直していた経験があったので、「この仕事に携わってみたい」「組織や社会を変えていきたい」という気持ちが強くなり、転職を考えました。その気持ちを妻に素直に話しました。全然否定されなかったですね。

恵吏さん:当時、私は初めて聞く会社だったので、最初は驚きました。でも私もその本を読んでみて、納得する内容ばかりで。「そこまでやりたいならやってみて!」と背中を押しました。


同じ作業をすることが、夫婦の価値観をつくる重要なプロセスになる


――お2人にとって夫婦・家族とは?
恵吏さん:夫婦とは最大に共感し合えて、素でいられる存在です。家族はその形であり場所ですね。

愼護さん:心のよりどころです。自分のいい面も悪い面もさらけ出せています。普段から誰に対しても素で接していますが、その中でもっとも自然体でいられる場所です。


――共働き夫婦が仲良くやっていく秘訣を教えてください
恵吏さん:お互いにノンストレスでいきいき生活していくにはどうしたらいいかを考えることだと思います。仕事のことでも子育てのことでもなんでも素直に話して。けんかしても仲直りするにはどうしたらいいかを話し合うことをいつも大事にしています。そのくり返しで、お互いをより理解し合っていると感じています。思い返せば、子どもが1人のころは、けんかも多かったですね。それから徐々にお互いの考えをすり合わせるようになって。夫婦は似てくると言いますが、本当にだんだん似てきたんですよね。

愼護さん:考え方が似てきた要因は、育休中に家族5人でフィジーに短期移住した経験が大きいと思います。フィジーでの生活は、家族5人で毎日一緒に過ごして、夜子どもたちが寝てから、夫婦でお互いにその日に経験したエピソードや気づきを話し合う習慣がついたんです。日本に戻ってからも続いて、その日々の積み重ねで自然と同じ方向を向けるようになってきた気がしますね。

夫婦にとって、2人で乗り越えていくものをつくることはとても大事だと思います。そうしないと、それぞれが勝手に進んだところで、勝手に気づきを得て、勝手に考え方が変わってしまって、どんどん溝ができてしまう。僕たちの場合はフィジーの短期移住という特殊なことでしたが、子育てでも家事の分担でも何でもいいんです。生活するうえで片方だけじゃなくて2人で一緒に取り組んで、考えや気づきを話していくことが仲良くやっていく秘訣かなと思います。


――最後に、パートナーへひと言
恵吏さん:体を大切にこれからも優しい人でいてください。

愼護さん:子どもたちも大切にしつつ、自分たちのやりたいことも全部やっていこう!

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