「保育園が決まるまで待つから!」と言ってくれた会社に、産後2カ月で転職。 両立に悩むママが、もっと元気になれる場所がきっとある

村上すなみ(むらかみ・すなみ)さん(33歳)
- 転職前の仕事大手広告代理店の営業
- 転職後の仕事株式会社Vookの営業
- 転職時のお子さんの年齢0歳2カ月の男の子
★転職を考えた理由と、重視したこと
妊娠を機に退職し、漠然と「子どもが大きくなったらまたはたらき始めよう」と考えていましたが、仕事を辞めて3カ月ほど何もしない日々を過ごすと気持ちに変化が。今まで仕事に費やしていた時間が急にぽっかり空いて手持ち無沙汰だし、仕事関係の友人と近況報告をし合う中で、私だけおいていかれている感じがあって。やっぱりまた仕事がしたい、子どもが1歳ぐらいになったら預けてはたらき始めようと、妊娠中に少しずつ転職活動をスタートしました。出産直後は赤ちゃんのお世話でそんな時間も取れないと思っていたのですが、私の場合は産後ハイだったんでしょうね。寝不足でも全然平気で(笑)。再就職への気持ちは変わることなく、空いた時間に転職サイトをチェックしたりしていました。
転職で重視したポイントは、私にとってやりがいがある仕事かどうか。長く広告関係の仕事をしてきて、自分自身がやっていてわくわくする仕事が好きですし、かつ人をわくわくさせられる仕事がしたいと考えていました。次に、リモートワークができること。子どもが小学校から帰ってきたときに家で迎えてあげられるお母さんでいたいと思っていたので、フルリモートでなかったとしても自宅で仕事ができるはたらき方がいいなと考えていました。
実は、ママリブラに登録する前にいくつか別の転職エージェントに登録したんです。前回の転職の際に使っていた広告業界専門の転職サイトや、大手の総合転職サイト、ママ向けの転職サイトにも登録して積極的に活動していたし、自分の経歴にも自信があって、転職先なんてすぐ決まるだろうと思っていたんです。でも実際は、「今ご紹介できる案件がございません」という返事ばかり。自分に自信があっただけに、とてもショックでした。
確かに、子どもも生まれたばかりで保育園にも入っていなかったので、いつはたらき始められるか分からない状態。企業にとっては採用リスクの大きい存在だったと思います。「私を採用してくれるところなんてないのかも」と焦り始めたタイミングで、ママリブラを知り、面談を受けました。そうしたら、担当の鈴木さんがすぐに「村上さんに合いそうな会社がありますよ!」と紹介してくれたんです。特に、「きっと向いている」と言われたVookの案件にすごくわくわくしました。
鈴木さんとはオンラインで2、3回しか会っていませんが、めっちゃ私のこと分かってくれてるんです(笑)。さっそく面接を受けたら、Vookの社長も「今すぐでもいいし、保育園に預けてからでもいいし、いつでもいいからぜひうちに!」と、すぐにお返事をくれました。「村上さんが預けたいと思える保育園に決まるまで待つから」という言葉に、「そこまで言ってくれるならすぐにでもはたらきたい!」と、当時生後2カ月だった子どもの保育園を急いで探しました。
★転職をした今の気持ち
今は営業として、大手クライアントにプロモーションの提案をしています。多くの人に会って話ができ、映像制作に関する多様な提案ができる仕事に、とてもやりがいを感じています。また、社長と一緒に営業チームの組織づくりも進めているところです。
Vookに入社後、顔合わせもかねて月1回のオフィスデーに出社しましたが、基本的にはフルリモートで勤務しています。フルリモートだと言うと、「いいな、ラクそうな仕事で」とか「私もフルリモートがいい」と言われることもよくありますが、オフィスで仕事をしているのとやっていることは変わらないので、ラクを求める人には向かないかもしれません。逆に、他人の目がない環境でも成果を出す必要があり、自分で目標を立てて主体的に仕事を進めていける人でないとやっていけないはたらき方だと実感しています。
スタートアップでやれることの裁量が大きいからこそ、毎日とても忙しく過ごしています。実は12月の繁忙期に、子どもが体調を崩して保育園に行けなくなり、家で看病しながら仕事をしていた時期がありました。子どもは目の前にいるけれど、仕事も忙しくて。泣き声が響く中、抱っこしながら打ち合わせをしたこともありました。
「私、何のために仕事してるんだろう。これでいいんだっけ」と思ったときに、自分の求めるはたらき方はこれではないと思って。病児保育やシッターなども積極的に使っていこうとあらためて思いました。会社にも迷惑をかけて悩んでいることを話しましたが、「全然問題ないよ!」と言ってもらえて。その時に自分の優先順位を再度確認して、やっぱり私は子どもを第1優先にしたい、せっかく子育てへの理解が深い会社にいるんだから、困ったときはちゃんと周りを頼ろうと思いました。
Vookの子育てサポートには、入社してからも驚いています。20人の社員のうち、ワーママが6人、ワーパパもたくさんいるのですが、社内の連絡用チャットに「子育てチャンネル」があって、お互い育児の悩み相談をしたり、こういうグッズがおすすめといったような情報交換をしています。社長もお子さんの保育園の送り迎えをしていて、社内のミーティングには全員の子どもが登場することもあったりと、オープンな雰囲気です。
★これからやっていきたいこと
Vookという会社をもっといろんな方に知ってほしいし、大きくしたい。そのためにも、私自身もさまざまな方ともっとコミュニケーションを取って、新しいことにどんどんチャレンジしていきたいです。仕事するときは全力で仕事して、子どもと遊ぶときは全力で遊んで。目いっぱいの愛情をかけながら、全力ではたらいている人でありたいです。子どもにも自分の背中を見て育ってほしくて。「お母さんっていつも全力投球ですごいな」と感じてもらえたらと思っています。
私個人としては、常にエネルギッシュで、「おもしろそう」と周りに人が集まってきてくれるような存在でいたい。産後間もない時期に転職をしたので、同じような状況のママたちの力になりたいし、話し相手になりたいと思っています。
★転職を考えているママへ
ママであるというだけで制約が多くて、「がまんしなきゃ」「あきらめよう」と思ってしまう方もいるかもしれません。実際に子どもの体調などの制約はあるけれど、それでもいくらでも可能性はあると思うので、あきらめずにやりたいことを探し続けてほしいと思います。私は産後2カ月ではたらき始めましたが、「小さいうちに子ども預けてかわいそう」「寂しくないの?」と、同じママから言われたことが何度かありました。でも、全然そんなことない。うちの子は保育園の最年少でみんなからとてもかわいがられていて、人見知りも一切ないからいつもニコニコ。私も余裕ができるから、家に帰ってから子どもと目いっぱい遊んで充実しています。仕事も育児も楽しめるバランスなのであれば、それが1番だと思っています。
今はワーキングママを時代が後押ししてくれていて、社会の理解も広がってきているなと感じます。今つらい環境でがんばっているママもいると思うのですが、もっといい環境があるから、ぜひ視野を広げて探してみてほしいです。両立に悩んでいるお母さんを見ていると、つい「Vookに来たらいいのに!」と思っちゃうんですよね。
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