才能や意欲があるのに挑戦できないのはもったいない

- 企業名
- ダンデライオン・チョコレート・ジャパン株式会社
- 肩書き・氏名
- HRマネジャー 山形幸(やまがた・ゆき)さん
★受け入れの際に重視したこと
ファイナンスマネジャーのポジションで、大手エージェントや海外人材の専門エージェントなどで採用活動を進めていたのですが、なかなか良いご縁につながらずに困っていたところ、知人からママ向けのエージェントがあることを聞きました。一緒に働くメンバーとして、1日の大半の時間を使う仕事を楽しんでやってくれる人材が欲しいと考えていたところ、ママリブラさんから、今回採用した森田亜梨沙さんをご紹介いただきました。ワーママ専門のエージェントも複数検討していたのですが、ママリブラは、本人はチャレンジしたいと思っていても、周りが遠慮してチャンスがないようなママがたくさん登録しているというのを聞いて、才能や意欲があるのに挑戦できないのはもったいないと感じ、ぜひ弊社で活躍してほしいと思いました。
森田さんの採用を決めたポイントは、前職時代に2人のお子さんがいながらも資格取得をしたり、自らインプットをしたり、というのがレジュメから分かり、とても学習熱心な方だと感じたことと、実際に面談をして素直さや柔軟性があると感じた点です。弊社は創業5年のベンチャー企業で、ファイナンスマネジャーのポジションではあっても、デスクに向かって経理の入力作業だけをやっていればいいというわけではなく、販売や製造のスタッフをはじめ、さまざまな雇用形態・職種のメンバーとコミュニケーションを取る場面も多いため、変化を受け入れ、フレキシブルに対応できる人材を求めていました。
★受け入れて感じていること
入社から4カ月、前職との大きなギャップもあるだろうと思いますが、着々と物事を進めてくれています。入社当初は週3日ほど出社して顔を合わせて仕事をしていましたが、今はほぼフルリモートです。
弊社のワーキングママはまだ数人ですが、これから結婚・出産をするであろう20~30代の女性スタッフも多い状況です。しかし、まだまだ仕事と育児の両立をするための制度などは確立しておらず、子育てと両立しやすい会社だということが社内でも浸透していません。
私もワーママの1人で、子どもが3歳の時にダンデライオン・チョコレートに入社しました。入社前はサンフランシスコに住んでいたのですが、保育園にお迎えに来るパパがたくさんいたんですね。日本はまだまだ子育ては女性のもの、という風潮があって、それが課題だと思っています。「ママリブラ」も将来的には「ママ・パパリブラ」になってほしいですね(笑)。企業は、パパもママも働きやすい状況をつくる必要があると感じていて、弊社も、たとえばリモートが可能なポジションから導入してみる、などスモールステップで始めています。いきなり大がかりな制度をつくってしまうと影響も大きいので、小さな“例外”をつくっていって、例外が当たり前になった時に制度にする、という形ですね。
今回、森田さんに入ってもらったポジションは、ワーママでなければならないというわけではありませんでしたが、先輩ワーママの1人として、実体験をもとに制度設計にもかかわってほしいと思いますし、弊社の働きやすさや育児との両立のしやすさを一緒に打ち出していってほしいです。
■会社概要
ダンデライオン・チョコレート・ジャパン株式会社
チョコレート製造、チョコレート及びチョコレート加工品販売、カカオ豆の輸入及び販売、カフェの経営
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