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IT業界に新たな風を。多様な人材の声が、はたらき方改革のために必要

【2021.02.19】

働き方に制約がある女性の活躍・活用は、まだ発展途上の日本。しかしこのような中でも、人事戦略を経営戦略とひもづけ、多様な人材の活躍で事業成長している企業があります。今回は、特にワーキングママのチカラが成長をけん引している企業にフォーカス。「はたらきやすさも、やりがいもかなえたい」という意欲的なママたちがイキイキと活躍し、それが企業成長につながっている成功のポイントを探ります。

今回ご紹介するのは、誰もが知っているコミュニケーションロボ「Pepper」を使ったアプリ開発で、国内最大級の実績がある株式会社ヘッドウォータース。受託開発からスタートし、設立15年で今やAIを使ったロボ、スマホアプリから業務システム、ビッグデータ解析まで幅広いサービスを扱うまでに成長した注目の会社です。お話をお聞きしたのは、取締役兼営業本部長の近藤慎哉さんと、新卒入社し、現在は業務デザインチームでご活躍の本田杏奈さん。本田さんは新卒入社の社員で育休取得した女性エンジニア第1号で、2020年8月に復職しました。ヘッドウォータースがワーキングママの活躍を推進する理由や、ワーキングママが安心してはたらくことができる環境への取り組みなどをお話いただきました。


企業名
株式会社ヘッドウォータース
肩書き・氏名
<写真左>
取締役兼営業本部長 近藤慎哉さん(41)(お子さまの年齢:4歳、2歳)
2006年中途入社、07年に事業部長に就任し、事業戦略立案から営業・実案件のPMまで幅広く担当。16年、取締役に就任して現任にいたる。顧客とともにデジタルシフト・AI活用プロジェクトを構想段階から伴走し、実現に導く。営業戦略・マーケティング活動に加え、採用も担当

 

肩書き・氏名
<写真右>
業務デザインチーム 本田杏奈さん(27)(お子さまの年齢:1歳)
2016年に新卒で同社に入社、自社および他社のHP補修作業、アウトソーシング事業を担う。入社3年目で妊娠・出産。20年8月に復職後は、リモート勤務を中心に業務改善や業務マニュアル作成業務を担当

 

★無理な納期の案件は競合に取られてもいいというぐらいの覚悟で取り組んだ労働環境の改善


―まずは近藤さんにお聞きします。IT業界と聞くとハードなイメージがありますが、ヘッドウォータースはどのような環境なのでしょうか?


おっしゃる通り、数年前まではITエンジニアの労働環境はかなり厳しいもので、ヘッドウォータースも例外ではありませんでした。お客さまの役に立つため、とにかくがむしゃらにがんばってきましたが、2015年ごろから上場に向けた取り組みをスタート。そこから徐々にはたらく環境や仕組みを改善していきました。そのかいもあって、20年9月に上場でき、現在の残業は年平均でおよそ17時間、有給取得率は約80%となっています。


―そこまでの労働環境の改善はかなり大変だったのではないかと思います。具体的にはどのようにして改善されたのでしょうか


奇抜なことは何もしていません。「営業段階で無理な納期をのまない」「現実的なスケジュールを提示する」という当たり前のことを社員全員で徹底しました。“自分たちの都合で、自分たちの価値を提供する”ということにこだわった結果、無理なプロジェクトが減り、一つ一つの収益性が上がったんです。最初のころは多少無理のある納期でも取っていかないと競合に負けてしまうという懸念から、フロントから厳しい意見も出ました。それでも、「無理をのまないと競合に取られてしまうならそれでいい。自分たちの提案に自信を持ってほしい」という経営からの強い意思を根気強く伝えました。


―そんな中でヘッドウォータースがワーキングママの活躍を推進する背景を教えてください


労働環境の改善の次なるステージとして、はたらく環境の多様性がもっと必要だと感じています。ワーキングママはその多様性を生む1つの重要なエッセンスだと考えており、今後さらに採用に力を入れていきたいと思っています。ワーキングママが入ることによって、より多様な価値観が生まれ、事業の成長スピードが上がり、ヘッドウォータースの可能性をさらに伸ばすことができると期待しています。

実は、ワーキングママや女性社員の価値観が重要だと痛感するきっかけがあったんです。7年くらい前、部下から妊娠報告を受けました。そのころのヘッドウォータースは男性ばかりの会社で、ワーキングママ向けの制度がなく、私が素案を考えることになって。そして素案について女性社員に意見を聞くと、自分では考えもしなかったシビアなルールがたくさん出てきたんです。

たとえば、こちらとしては良かれと思ってできるだけ長い休暇期間を設定したのですが、「休みたい人ばかりではない。どのぐらい休むかは本人が選べるようにしたほうがいい」と。驚愕でしたね。こちらとしては、なんとしても守らなければ、と過保護に考えていたんですね。このエピソードはママ社員向けの制度の話でしたが、これをきっかけに、女性をはじめ多様な人材の声を拾うことが、会社の未来のために必要だと痛感しました。


―ワーキングママをはじめ、はたらき方に制約のある社員のために工夫されている制度や仕組みを教えてください


現状は時短勤務のワーキングママも、フルタイムの社員と同じテーブルで評価しています。いい意味で特別扱いをしていません。ただ、ママ社員がプロジェクトマネジメントを担う際の体制などまだまだ課題はあります。こういったところも一緒に悩み、考えてくれるメンバーにジョインしてほしいと思っています。


★妊娠が分かったとき上司に言われた「1人で悩まずなんでも言ってほしい」という言葉に救われた


―続いて、本田さんにお伺いします。まずはご入社の経緯を教えてください


英語科出身ということもあり、海外事業に携わりたいと、当時グローバル展開していたヘッドウォータースも候補の1つでした。ただ周りの友だちは、はたらきやすい制度が充実していて女性人気のある業界を受けていて、そんな中でIT業界に対する不安は正直ありました。でもヘッドウォータースの入社説明会で、会社のいい面だけでなく、現状の課題や改善点など、マイナスととらえられかねない面もあますことなく、しっかり伝えてくれたんです。「学生をだまそうと思えばいいことはいくらでも言える。でも入社後にギャップを感じてほしくないから、全部包み隠さず話します」という説明会での言葉が今でも印象に残っています。人をちゃんと見てくれる会社、表裏のない会社だと感じて入社を決めました。


―新卒入社で育休取得したエンジニア第1号とのことですが、戸惑ったことはありませんでしたか


入社3年目で妊娠が分かったのですが、いつ報告をすればいいのか分からずかなり悩みました。会社の大事な時期に申し訳ないという気持ちが強くて…。普段から上長と話す機会は多かったので、ある時勇気を出して報告したんです。そうしたら「柔軟に対応するから、1人で悩まずなんでも言ってほしい」と言っていただき、肩の荷が降りました。ほかのメンバーも腫れものに触れるような対応もなく、必要以上に気を使う必要はないありがたい場所なんだと安心しました。


―復職後、仕事と育児の両立はいかがですか


復職前に理想としていた仕事のペースとはやっぱり違って。現実は甘くないなと感じている部分もあります。残業はできないし、時間の制約がある中で、ほかのメンバーに仕事を任せるということもしていかないといけない。だからこそ、いつ人に渡してもいいように意識しながら仕事を進めるようにしています。

上司や同僚はとても理解してくれていて。上司との1on1ミーティングが週1回あるのですが、「この日は遅れて出社したい」「リモートに変更したい」など、はたらき方の相談も気軽にできています。メンバー配置も公私ともに理解してくれている同期を同じグループにしてくれたりと、はたらきやすい体制にしてくれているところがとても助かっています。


―今後はどんなふうに活躍していきたいですか


フルタイムにこだわっていきたいです。育休中は子どもと2人の時間に幸せを感じていましたが、一方で社会から離れてしまったという孤独も感じていました。仕事という母親以外のアイデンティティを持てる場が必要なんだと感じています。だからこそ、はたらくならフルタイムでめいっぱい仕事をしたいと思っています。

それから、今後ヘッドウォータースもママ社員が増えていくと思うので、その人たちが困ったときに相談できる存在でありたいです。私は1人で抱え込んで悩んでしまったので、そんな思いをする人が出ないようお手伝いできたらと思っています。


―最後に、本田さんはどんなワーキングママでいたいですか


母親としてだけではなく、女性として、妻として、本田杏奈として、その時々でいろいろな顔を持てる人でありたいです。息子が大きくなった時、はたらいている私を見て「小さいころから保育園に預けられていて自分はかわいそうなんだ」と思うのではなく、むしろ「お母さんは仕事が好きで、僕は小さいころから家族以外の人とかかわる機会を多く持てた」とポジティブに思ってもらえるよう、いきいきとした姿を見せていきたいと思っています。

 

★株式会社ヘッドウォータースのワーママ活躍のポイント★
・無理な納期は受けない。当たり前のことを徹底して、労働環境を改善
・長時間労働が根強いIT業界において、残業平均17時間/年、有給取得率80%を実現
・保護施策ではなく、ワーキングママがやりがいを持って仕事ができるような仕組みづくり

 

株式会社ヘッドウォータース
事業概要:AIソリューションサービス、デジタルトランスフォーメーションサービス、プロダクトサービス、Opsサービス
所在地:新宿区新宿2-16-6 新宿イーストスクエアビル7階
従業員:75人(2021年2月現在)

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