「やってみたらどうかな?」。数年間ともに悩んでくれた代表の言葉に動かされた

『Challenger』〜私の背中を押したひと言〜
ママでありながら、自分のやりたいこと・チャレンジのために1歩を踏み出した女性たちのストーリーを紹介します。チャレンジ決断の裏には、背中を押された「ひと言」がありました。「ママなんだから、自分のやりたいことはあきらめなきゃ…」とモヤモヤを抱えるアナタの背中を押すヒントが隠されているかもしれません。
VOL.4
「やってみたらどうかな?」。数年間ともに悩んでくれた代表の言葉に動かされた
中澤 利恵(なかざわ・りえ)さん(42歳)
株式会社ナラティブベース ディレクター
★1歩を踏み出す前の悩み
ずっと「自分の強みはどこにあるのか?」悩み続けてきました。短大卒業後5〜6年、父がやっていたデータ管理会社でデータ管理や分析の仕事をしていました。その後、マーケティング会社に転職したのですが、前から興味のあったCGの勉強をどうしてもやりたくて退社、派遣会社で生活費を稼ぎながらCGの学校に通いました。映像制作会社でプロジェクトマネジャーとして働いたのですが、ハードな働き方で、結婚を期に妊娠も望んでいたため、自分のペースで働ける仕事を求め、2012年にフリーランスのコミュニティ「ナラティブベース」(http://narrativebase.com/)に参画しました。子どもが生まれてからもしばらくはデータ分析や計算・集計など外出が少なく、仕事量も調整できる業務を主に担っていました。ただ、その時の仕事は、それまでのスキルの貯金を使っているだけで、本当に続けたいことなのか、自分の強みが活かせているのかが引っかかっていて「子育てが終わった時、自分はどうなっているんだろう」という漠然とした不安がありました。
★1歩を踏み出すきっかけをくれた「ひと言」
ミーティングに子連れで行くことがあったのですが、子どもをあやすために描いた落書きに、代表の江頭が興味を持ってくれました。「利恵さん、そんなに絵が得意だったの?それって仕事にできないかな?グラフィックファシリテーション(※以下GF)というものが世の中にあるみたいだけど、どうかな?勉強できる書籍や講座がないか探してみて」と提案してもらいました。調べてみると直感的に「これだ!」と。ずっと悩んでいた自分の強みが活かせる予感がしたのです。ただ、自分にできるのか、モヤモヤ悩みました。その時の江頭からの「やってみたらどうかな?」という言葉が1歩踏み出すきっかけをくれたひと言です。シンプルですが、それまで私が悩んでいたことを理解し、これからの道を一緒に探してくれていた背景もあったため心に刺さりました。同時にそんな江頭さんとナラティブベースの役に立ちたいという強い思いもあふれてきました。
※グラフィックファシリテーションとは…会議やワークショップなどで話される内容を、グラフィックを使いながらリアルタイムに「見える化」していくこと。場を活性化させ、議論を深め、共感や相互理解を促す。その結果、効率的な議論の拡散と収束が可能となり、新しいアイデアや発想、合意形成、課題解決などの得たい成果が得られる技術。(しごと総研HPより)
★踏み出してみて思うこと
GFは大変な部分も多いですが、自分でやりたくて、つかんだものなので楽しいです。GFは上手に絵を描くことが大事なわけではなく、参加者が主体的に合意形成できる場をつくる目的で、その場にファシリテーターとして立つためには自分のマインドセットをきちんと持っていないといけません。そう言った意味でGFを始めてから心が鍛錬されましたし、相手の背景を理解しようとすることが、日常生活にも良い影響をおよぼしていると感じています。GFに出会うまで、回り道のようにいろいろな仕事をしてきましたが、これまでを振り返ってみるとすべてが積み重なって、今 があるように思います。「やりたいこと」、強みを活かすことをあきらめずに探し続けてきて良かったです。
★これから1歩踏み出そうとしているママたちへ
挑戦しようか悩んでいる時に、実母から「子どもが小さいうちはあきらめなよ。落ち着いたらにしなよ」と言われ、イラッときました(笑)。今は今しかないし、落ち着くことなんてきっといつまでもない。私のことは私が決めたい。夫はバリバリ仕事をしているのに、なぜ私はセーブしなければいけないの?やってみてできなければ軌道修正すればいいし、そうやって少しずつ前に進めばいい。私の人生は誰も歩いたことがないし、心にピンときたらやってみたらいいと思いました。もともとは頭でいろいろ考えるタイプでしたが、そんなことしていたら時間がどんどん過ぎてしまいます。行動した勢いでなんとかなることもありますし(笑)。 焦る気持ちはあると思いますが、焦らなくて大丈夫。今の自分がどうしたいか、どう感じるかを大事にしてくださいね。
「ママなんだから、自分のやりたいことはあきらめなきゃいけないのかな…」
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