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【Challenger】

「このまま中途半端に投げ出したら、フェードアウトし続ける人生になるよ」

【2020.03.19】

『Challenger』〜私の背中を押したひと言〜
ママでありながら、自分のやりたいこと・チャレンジのために1歩を踏み出した女性たちのストーリーを紹介します。チャレンジ決断の裏には、背中を押された「ひと言」がありました。「ママなんだから、自分のやりたいことはあきらめなきゃ…」とモヤモヤを抱えるアナタの背中を押すヒントが隠されているかもしれません。


VOL.7
「このまま中途半端に投げ出したら、フェードアウトし続ける人生になるよ」
西部沙緒里(にしべ・さおり)さん
株式会社ライフサカス 代表


★1歩を踏み出す前の悩み


生きている限り、何かしら壁にぶつかっているような感覚があります。中でも会社員時代はとても悩んでいました。会社生活がフィットしてないなと思いながら、2016年に退社するまで、結局12年も在籍していたんですけどね。辞めどきは何度もあったのですが、勇気が出ませんでした。自分に力がないと思っていたので、転職、ましてや独立なんて全然考えていませんでした。自分の居場所を探す中で、社外活動にも力を入れていて。今でこそよく聞くようになった、パラレルキャリアです。自分で団体を立ち上げたり、音楽コミュニティ活動、地域活動などをしていました。会社の中と外に自分の顔を持とうと思って。それなりに満たされた気分にはなっていたのですが、それが直接、会社の仕事につながるわけではなく、複雑な思いを抱えていました。


★1歩を踏み出すきっかけをくれた「ひと言」


いよいよ会社を辞めようと思ったとき、早く次に行きたいという焦りもあり、最後の仕事を満足にやり切るよりも、辞めることを優先しようとしていました。そのときに止めてくれたのが夫で。「このまま中途半端に投げ出したら、この先もフェードアウトを続ける人生になるよ」。そのひと言のおかげで踏みとどまって、抱えている仕事をしっかりやり切ってから、退社することができました。次のステージに行くときのきれいな飛び出し方、羽のしまい方を教えてもらいましたし、この経験は現在の仕事や人生にも活きていると思いますね。


★踏み出してみて思うこと


正直、病気や不妊治療をしていなかったら、まだ会社にいたかもしれません。36歳のときに乳がんが発覚し、37歳で闘病。途中から不妊治療も始めました。この一連の出来事は、たとえるなら後頭部をブロックで殴られるくらいの衝撃で。くすぶりを感じながらも、決めることを先延ばしにしてきた自分が突如、真正面から「この命を生きていていいのか」「このままでいいのか」を突きつけられ、のろのろと迷いながら人生を送っていく時間は私にはないと思ったのです。とはいえ、私にはそんな強烈なトリガーがあったから、決断をしない人生に別れを告げようと行動したのであって、行動せずにとどまっている人たちの気持ちも、とてもよく分かります。


★これから1歩踏み出そうとしているママたちへ


「勢いで仕事を辞めても何とかなるよ」とは、口が裂けても言えません。特に起業は身を引き裂かれそうな思いをすることもあります。会社を辞めずにいれば感じなくてもよかった痛みを、私の場合は何倍も感じている気がしますね。それでも、後悔はまったくありません。より正確に言えば、振り返ったときに「この人生を選んでよかった」と思えるように、自分で塗り替えていくしかないと思っています。そう考えて生きていくと、自然と出会う人が変わってきて。もし、長く生きられないとしても、濃い自分の人生を生き切ろう!と思えるようになったのです。


もし今キャリアに悩んでいて、でも行動を起こしていないとしたら、それがそのときの答えなんだと思います。本当に機が熟していれば、動かざるを得なくなります。私も会社員生活に迷いながらも、12年在籍し、ようやく40歳近くなって独立したわけですが、それが私のタイミングだったんですよね。キャリアチェンジをするのに、早いも遅いもありません。子どもを育て上げてから次の人生に行くのも遅くないです。焦らず、自分のタイミングを冷静に見計らってくださいね、とお伝えしたいです。


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